私は登山が趣味で、スマホには登山アプリ「YAMAP」を入れています。
アプリの中身は、山の地図、登山中に迷子にならないGPS機能、山についてのニュース配信など、機能が盛りだくさんです。
そのYAMAPから最近、興味をひくようなニュースを見つけました。”山での遭難“についてです。
ニュースによると、どうやら登山での遭難者が、昨年よりも増えているようです。その原因が最も考えられる「道に迷う」ではなく、「転倒」だそうです。なぜなんでしょう。
それをニュースから読み取ります。
今、山ではなにが起きているのか? -YAMAP-MAGAZINE
なぜ転倒が一番多いのか
「転倒」が多い理由として、ニュースでは、遭難者の割合の半数が高齢者であること、登山者が難易度の低い山を見くびって、準備不足の状態で登山することを指摘しています。
2024年の夏山シーズン(7〜8月)の全国で発生した遭難発生件数は、660件にも上り、736人もの人が遭難しています。およそ1日あたり12人も、日本のどこかで遭難しています。そう考えると、すごい人数。
遭難した人の年齢の割合を見ると、約半数が60歳以上の人とのこと。体力的な部分が登山のレベルとマッチしていないことを指摘しています。
山には登山の難易度が易しいものから、難しいものまで幅広くあります。しかし、難しい山に限った話でなく、比較的難易度の低い低山でも同じ傾向が出ているようです。
低い山でも「登山」であることに変わりありません。登山では雨避けと、登山靴は必須です。
ちなみに、実際の登山道はこんな感じです。
とてもすべりやすい靴では登れません。しかし、普段の装備でもいけるはず、と軽装とすべりやすい靴で登った結果、転倒する可能性がおおいにあります。
気候変動に伴う登山道・登山者への影響
近年は異常気象が続いていて、登山にも影響を及ぼしています。
2023年に夏には、たくさんのテントで賑わう北アルプス(長野県・岐阜県)の涸沢カール(からさわカール)では、深刻な水不足が発生したとのこと。今年も別な山で、時期尚早な雪解けにより、登山道の崩落・通行止めが発生するなど、気候が登山に影響していることが分かります。
天気の変動と気温の変化は、登山道にとって命取りになりかねません。
個人的には、特に最近の夏の天気にはなぜ?と思うことが多いです。特に気温と雨について。
雨が降るときは、ほぼ必ずと言っていいほどスコールだったり、私がいる東北は、本来涼しい気候のはずなのに、毎日のように寝苦しい夜が続いていたり。。ちょっと、普通ではなくなってきています。
本州が40℃の時に最北端はまさかの15℃
完全に余談ですが、本州が40℃を観測していた時に、たまたま北海道の最北端に行く機会がありましたが気温は15℃でした。。(夏にしては)冷たい風が吹いていて、車を降りて、さむい!っとなったのは衝撃です。
ちなみにその日の札幌は33℃くらいでした。風が影響していたのかも?
登山初心者が対策できること
以上を踏まえて、初心者でもできる遭難対策を挙げていきます。個人できることをやっていくと
自分のレベルに合った山を選ぶ
遭難を回避するには、まず自分のレベルに合った登山をすることです。登山初めてでいきなり、北アルプスの3000mの山に登ろうとするのは、無謀です。
経験がない人は、初心者向けの低山を選ぶのがまともです。私は今季初めてを含み7回登山をしましたが、登った山は、すべて初心者向けの山だけです。
YAMAPでは、初心者向けの山をすぐに探せる
登山アプリYAMAPでは、初心者向けの山をアプリから簡単に探すことができます。私が登山するときは、いつもこれで調べていました。
最低限の装備は揃える
登山道は、さきほどの写真から分かるように、基本的に悪路です。晴れていても、岩や傾斜で登りづらいですし、そこに雨でも降ろうものなら、当然道は壊れて、とんでもないことになります。
実際の登山では、スニーカーで登山している方もちらほらいましたが、悪路を上り下りするのに向いていないので、オススメしません。
登山するときは、最低限の装備をそろえましょう。登山靴・撥水のレインコート・非常食・リュック・着替えなどハードルはやや高めですが、なければ登山は大変です。
悪天候の時は無理をしないでやめる
悪天候の登山は大変です。滑る凸凹道を上り下りする、と考えたらとても大変です。さらに見ごたえのある景色が、曇ってまったく見れないのもマイナスポイントです。
悪天候が見込まれるときは、別の機会に持ち越すことも考えましょう。
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