この記事とあまり関係ないけど
今日ついにガソリンの値段が180円を悠々と突破していて
もはや憤りというより恐怖を感じながら記事を書いている。
無策で生きてたら、本当に余裕なんて発生しない世の中になってきた。
スーパーの無料袋しかり、定食屋のおかわりし放題しかり
今まで善意で成り立っていたことが、着実に成り立たなくなってきていると感じる。
そんな無慈悲なこれからの時代を
余裕を持って生き抜くためのヒントが載っていたから、参考になりそうな箇所を自分視点でまとめる。
コモディディ人間になるな
汎用的な人間は安い賃金で働かされる
いきなり横文字が出てきたが、経済学では
コモディディ=汎用化という意味。
つまりコモディディ人間とは、汎用的な替えが効く人間ということ。
では実際にコモディディ化した業種・業界は、どういう運命になるのだろうか
アメリカの車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)は、部品を調達する下請け会社に対して、
「我々はあなた方の提案にはいっさい興味がない。我々が求める基準を満たしていれば、価格がいちばんやすいところに決めます」
とまで宣言したそう。つまり徹底的に買いたたかれる運命になる
もっと身近な例では、あなたが買い物をするときに1番安いヤツを買うと決めている商品は、まさにコモディディ化されている。
その人間バージョンになると、会社から賃金で買い叩かれることになる
私は会社員をやってきて、仕事で高い報酬を得るには、何か1つでいいから他者より抜きんでる必要があると常々感じる。
マネできない技能、人をまとめる力、お客をなだめる力、などなんでもいいと思うけど、
そういう人は抜けられると困るだろうから、なんだかんだ会社から大事にされている印象がある。
イノベーションは常識を覆して始まる
変化が欲しいなら、常識を一回疑ってみる
簡単にイノベーションを起こす方法は、業界の既存のやり方をひっくり返すこととのこと。
自分が思う一番インパクトがあるイノベーションと言えば
やっぱり野球の二刀流のあの人⚾
今でこそ世界のスーパースターだけど、プロ入り当初は自分の記憶だとすごい叩かれていたのを覚えている。
野球界の大先輩たちから、通用しないだの、プロなめんなだの、もはやそんなこと言ってる人はいませんね
その人を見て、自分がすごいと思うのは
他者からの批判を意に介せず、やり抜いたところ。
豆腐メンタルの自分からしたら考えられないが、雑音に負けずにやりたいことをやりぬく力も、立派な才能なんでしょうね
意見を変える時は徹底的に変えなければ信用されなくなる
意見を変えるなら徹底的に
朝令暮改の人は基本的に信用されないが、有名な経営者たちはそうではないらしい。
iPhoneの人ことスティーブジョブズは、昨日批判した部下の意見を、
今日にはまるで自分の意見のように言うこともあったとの本書で述べている。
朝令暮改する人は、決まって人を動かす側。
自分みたいな豆腐メンタルは、朝礼暮改をするときはすごい申し訳なくなる、
しかし経営者は、自分の判断が絶対的に正しいと思ってて、さらに失敗したときの会社のダメージが、もろに自分に入るはずなので、
だから、躊躇なく朝令暮改できるのだと思っている。
ここまで全部仮説だけど。
つまり経営者と働く側では、その辺の脳の作りが違うんだろなと勝手に思っている。
だから、経営者とか上司に朝礼暮改されてイラついても
何か考えがあるんやろなあ
ぐらいで乗り切れたらいいねっていう話。
それでもやっぱり腹が立つと思いますが
投資は分母が大切
投資する前に元手を増やせ
本書では、もっとリスクを取って投資先を増やしてハイリスク・ハイリターンを取れと述べているが、そもそも元手の無い私には無理。
しかし、分母を増やせばその分得られるリターンが増えるのは、投資の原則原理なので
現実的に考えると、今ある1万円をどこに投資するか悩むのでなく
元手の1万円をもっと最大化し
投資に使える元手を増やす努力をするべきと捉えておく
サラリーマンはハイリスク・ローリターン
収入がサラリーマン1本は危険
本書では過去に倒産した大手証券会社を例に出し、サラリーマンは倒産などの大きなリスクを会社に預けっぱなしであることを指摘している。
個人的にもう、物の値段がボジョレーヌーボーの評価並みに上がり続けている今の時代では、
サラリーマン1本で余裕を持って生活できるのは、限られた人だけと思う
いつでも転職できるぐらいのスキルや実績、またはNISA・副業で、収入源を分散させる努力が必要なんだと感じる。
一言まとめ
息苦しいけど、庶民が余裕を持って生き延びていくには、
こういう工夫がマストの時代になってしまったので
下を向くんじゃなくこちらも対抗しようという話。
作中に出てきた本
多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで 日本の〈現代〉13
スリッパの法則 プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 (PHP文庫)
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