ヒトが最もエネルギーを消費する場面はテストを解くような頭を使っているときではないようです。
ふとしたときに、旧友のことや、今取り組んでいることと
関係ないことが浮かんでくることはないでしょうか
脳は、そのような雑念が浮かんでいる、無意味に思える時がエネルギーの大半を使っているとのことを今回の本が教えてくれました。
つまり、雑念を減らせば減らすほど、エネルギーの無駄遣いを避けられるということです。
今回読んだ本からは、自分をセルフコントロールするところが参考になりました
本の中に出てくるフレーズが、頭に残っています。
忙しさに向き合うより溺れているほうが楽
昔の9時から夜11時まで仕事していた時の
もうろうとしながら仕事をしていた時期の自分がうっすら感じていたことでした。
脳の消費するエネルギーの半分以上は”雑念”
脳が消費している大半のエネルギーは、意識的な活動をしていない時に消費されています。
雑念が浮かんで、ぼうっとしているときなどが当てはまります。
その割合は、60%~80%にまで及ぶとのこと
雑念とは、意識せず頭に浮かぶ考えのこと。音楽や、不要な思考が頭の中をぐるぐるして、止められない状態は、誰にでも経験があるはず。
仕事で例えるなら
あれもこれもお願い、と、横やりが次々に入ってくる感じでしょうか。
当然、活動の効率は落ちます。 脳にも同じことが起きています。
集中よりも雑念の方が力を使うなんて、皮肉なもんです。
脳のすべての疲れやストレスは過去か未来から生まれる
すでに終わったことを気に病んだり、これから起こることを不安に思うことが、ココロを疲弊させていきます。 疲弊は、そのままストレスに変換されていきます。
なんだか「不安」とメディアで聞くと
老後とか将来という言葉がセットでついてくるように思いますが気のせいでしょうか
老後も将来も未来のことにほかなりません。
不安に襲われた時は、ハクナ・マタタの精神でいきましょう
スワヒリ語で「問題ない」という意味です
元ネタを知りたい人ははググってみてください
雑念・考えに対して”傍観者”であり続ける
個人的には、ネガティブ・不要な考えが頭の中をループしているときに、思い出したい考えです
考えと自分自身を、切り離し、同一視しないことです。
雑念に”付き合わない・興味を持たない”ことで、脳は本来の力をフルに発揮できます。
映画鑑賞で例えるならば、自分は観客、スクリーンには自分の感情が映り、客席からただ眺めるようなイメージでいたいもの。
怒りには、怒りを”認識”し、怒っている自分を受け入れる
何に対して怒っているのかと、怒りの原因を探っていくうちに、あれ、なんで怒っていたっけ?と冷静になれるというロジックです。
この自己認識は、あらゆる衝動に有効とされています。甘いものを食べたい、タバコ吸いたいなどの欲求にも使えるとのこと。
似た意味合いの、私の好きな言葉があります。「自分の機嫌は自分で取る」。
魔法の言葉、”世の中はそんなもの”
”世の中はそんなもの”と、自分に暗示をかけることで、そもそも怒りを発生させないための考え方です。
前項で、怒りへの対処の方法を書きましたが、怒りは、自分が期待していたことが、裏切られたときに発生するもの。思い通りにいったら、むしろラッキーぐらいの気でいる方が、気が楽かもしれません。
本日の学びぼうろく
・雑念に対して客観的に捉えること
・”今”していること・考えに集中する。未来や過去について考えすぎると、ストレスの原因になる。
・脳の回復には、セルフコントロールがカギ
休息に関する記事のバックナンバー
これまで読んできた休息に関する本のリンクです。
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