車ユーザーには悲報です。
19日木曜日から、ガソリンが値上がりしました。 私の地域では、レギュラーガソリンが180円/Lになっていました。。
理由は、ガソリン価格の高騰を防ぐ、補助金の縮小が始まったからです。
補助金制度を超ざっくり解説
補助金とは、国が石油元売り会社に出しているもので、狙いは、消費者への負担軽減のためです。燃料価格の高騰を抑えて、燃料料金の高騰による影響を最小限に食い止める狙いがあります。
1つの理由に、原油価格が高騰していることが要因です。原油高をそのまま価格に転嫁すると、小売価格が200円を余裕で超えることになる試算結果になっています。(黄色ラインが200円です。)
だから国が、高騰を防ぐために燃料の小売価格が上がっても、175円前後がリミットになるように石油元売り会社に、補助金をいい感じに出します。という制度を実施していたのです。
しかし、12月19日以降は補助金が縮小され、1Lあたり約5円負担が増えるため、ガソリンの料金が上昇するという仕組みです。 補助金は段階的に縮小されていき、来年1月には185円前後になることが見込まれています。
自分が思うこと
根本的なことですが、補助金を出す前にそもそも、2重課税を取っ払うのが順序が先では?と思います。税金で値段が上がったものを、税金でカバーするのは、本末転倒もいいところ。
ガソリンの値段は、ざっくり言うと、原油価格+道路整備財源の確保のためのいくつかの税金で構成されています。さらにそれらに対して消費税が課せられています。つまり、税金に税金が課せられているということが常態化しています。
ガソリン価格が1リットル170円の時の内訳です。
税金が、半分近くウエイトを占めています。もちろん、今までの税金を廃止! とそう簡単にいかない事情は想像できます。税金の廃止なんて好き好んでやるわけないし。
ただ、
二重課税で取れるだけ取っといて、上がりすぎて大変そうだから税金を使って軽減させる。インボイス制度(※)よろしく、税金の根底は、搾取できるギリギリまで搾り取ってやろう、という感じなんでしょうね。
※インボイス制度→簡単に、消費税納付の厳格化の制度。
200円前後までいったら自分は間違いなく、車の使用頻度は減らすでしょう。
休みの日に気軽にドライブしようとは思わなくなるでしょう。 ちょっとお出かけして、30L入れたら6000円は、もはや想像したくないです 。
車を持たない、使用しない人にも、無関係ではないと思います。輸送コストはすべての業界にのしかかっていきます。値段に反映されるのは時間の問題だと思います。
私が気になっていることは、本当に200円前後まで上昇したら、大多数の方はどうするのかです。 自分のように、オフの車の使用頻度を減らすヒトばかりなのか、それともしょうがないと受け入れて変わらないのか。ガソリンの値段が世間に及ぼす影響力は気になります。
本当に200円前後になったら分かるけど、知らないで済むなら知りたくない。
記事の浄化
ネガティブな内容で終わりにしたくないので、以前の京都旅行で撮った、綺麗な寺社の写真たちで締めます(笑)
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