私は6月に京都・広島に旅行に行ってきました。細かいことは後述しますが
広島は厳島神社、京都は、清水寺・伏見稲荷大社…
どこに行っても外国人観光客ばかりでした。(別に悪いとかじゃない)
↓参考がてら、厳島神社の最寄りフェリー乗り場で撮った写真です
どこの観光地へ行っても
なにかお祭りでもやってるんですか?
って言いたくなるくらい混雑してました。
厳島神社に行くフェリーは大行列、
清水寺に行くバスは、月曜朝からぎゅうぎゅう詰めでしたよ
本題に戻り
山形の有名温泉地、銀山温泉が観光客であふれかえっているとのニュースを拝見しました。
ついには、温泉周辺の交通規制まで始まるぐらい、銀山温泉の人気が加熱しているらしいのです
もともと景色や複数アニメの聖地として人気でしたが、今銀山温泉で何が起きてるんでしょうか?
銀山温泉が入場規制、写真撮影場所めぐりけんかや怒号 観光公害深刻化
オーバーツーリズムとは?
オーバーツーリズムとは、過度な人気によってその地域住民の生活・観光客の満足度に悪影響を与える状態のこととのこと(Google調べ)
個人的には大勢の観光客による、地元住民の被害ばかり叫ばれているイメージですが、
混みすぎによる観光客自身の満足度が下がることも立派なオーバーツーリズムです。
例えば
有名だから行ってみたけど、混みすぎてもう行くもんか!
というのも立派なオーバーツーリズムです。
銀山温泉が人気の理由
レトロな温泉街+雪景色が幻想的
人気の理由は、とにもかくにも、レトロな雰囲気の温泉街が美しいからです(写真しか見たことないけど)
写真の通り、さらに夜になるとオレンジ色のガス灯が光り、レトロな温泉街と調和した夜景に変わります。
いくつかのアニメにも、銀山温泉にそっくりな建物の描写が出ているとのこと。
今までは日本人が「千とち〇ろ」の舞台だ!って言ってローカルでキャッキャしてたのが
外国人にも見つかったって考えるのが自然です。
記憶に残っているニュース
このニュースを見てなんか既視感あるな~と思っていたら
富士山の麓にある、富士山と一緒に映るコンビニの一件のニュースを思い出しました。
海外からの観光客が押し寄せ、道路にはみ出てまで写真を撮ろうとするため、コンビニの前に目隠しをすることになった、というニュースです。
それを聞いてまず思ったのが、
コンビニと富士山の風景がなぜ人気なの?
と思っていました。
桜とか神社なら分かるけど、どこにでもあるコンビニが?
しかし、目線を海外の観光客の方に重ねてみて、仮説が立ちました。
海外のお客さんから見たら、コンビニと富士山のどちらも
日常ではなく、異国の珍しいものなんだと。
海外に言ったらピラミッドの写真を撮るはず
京都・富士山・銀山温泉。これらに共通するのは、日本特有の”景観”があることです。
富士山は言わずもがな立派ですが、建物・桜・紅葉のワンポイントがあると
写真はとんでもなく”映え”ます。
自分も過去に海外を訪れたときに、珍しくない異国の街並みを、iPhoneで動画や写真として保存してたことを思い出しました。
争ってまで写真を撮ろうとするのは、そういうことなんでしょうね。または、SNSで自慢したいから?
京都駅の中は、半分以上が外国人観光客だった。
個人ごとですが、6月に京都・広島へ旅行に行きました。
オーバーツーリズムは確かに存在してます。
京都駅は、日本語よりも、聞いたことがない言語の方が飛び交っていて、 駅の改札は、キャリーケースを引いた外国人が半数以上でした。
京都は定期的に旅行に行きますが、年々混み具合がひどくなってきている、確実に。
京都駅→清水寺のバスはぎゅうぎゅう詰めだった。
多すぎる観光客が、確かに地域住民の方の生活を不便にしているのだと、感じた瞬間がありました。。
通勤の時間帯に、京都駅→清水寺までにバスに乗りましたが、終始ぎゅうぎゅう詰めでした。
もう体感的に、乗客の半分ぐらいが清水寺への観光客というぐらい。もう半数は地元の通学・通勤の方だったかな。
バスに乗っている最中、目の前にいた学生さんがいましたが、手すりにつかまりながら、暗記用のノートを見ながら勉強していました。えらい。受験がんばって。
バスの乗客の約半分を占めている観光客がいなかったら、この子は座って勉強できるだろうな、とか旅行中なのにしみじみ考えてしまいましたよ
清水寺はもはやコミケ会場
清水寺に着きました。平日の朝8時半なのに人がいっぱい。さすが清水寺
結局、10時頃に退散しましたが、帰りは朝よりもっと混んでましたよ
自分が地域住民だったら嫌だ。でも
観光客の数はコントロールできるものではなく、オーバーツーリズムは日本だけでなく、ヨーロッパでも起きている世界的な現象です。
自分が観光業に関係のない地域住民だったら、大勢の観光客のせいでバスや電車が乗れないとなると
間違いなく嫌だし、ただの迷惑にしか思わないだろう
でも観光する自分からしたら、
京都は本当に魅力的で、何度でも訪れたい都市なのは間違いないです。
京都に来るたびに、地元では味わえない何かを感じますし
毎回来てよかったと心から思ってます。
さらに今は、円安の影響などで海外からの観光客にとって追い風になっているという背景もあります。
来るお客の数と、観光地のキャパのバランスが、日本の各所で崩れてしまっているのが現実です。
どうやって対策したらいいんでしょうね。
観光業・観光客・地元住民が3方よしになれる策がみつかるといいですね。
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